たんぱく質のお話🍳

 

皆さんこんにちは、ハートフルメディカルの管理栄養士です。

 

 

たんぱく質は体を作るもと!とよく耳にしますが、一体どのような働きをしているのかご存じでしょうか?

 

実は筋肉を作るもとだけではなく、体中ではたらく重要な栄養素なんです!

 

今月は、働きものの栄養素「たんぱく質」に注目してお話をさせていただきたいと思います。

 

 

1.たんぱく質って何者?

 

人間の体はたんぱく質でできているのですが、食事で摂取したたんぱく質はアミノ酸に分解されてから体内に吸収されます。

 

人間の体のたんぱく質は、20種類のアミノ酸の数や配列によって構成され、さまざまな組織が作られています。

 

 

2.実は骨にとっても重要!

骨を形成するのはカルシウムのイメージが強いですが、実はたんぱく質がなければ骨は形を作ることができないんです。

 

骨はカルシウムと、たんぱく質の一種であるコラーゲンから構成されています。

 

骨を鉄筋コンクリートのビルに例えると、たんぱく質が鉄筋、カルシウムがコンクリートに該当します。

 

 

壁や屋根が分厚く丈夫でも、柱となる鉄筋が少ないお家では少し不安ですよね。

 

骨も同様にカルシウムだけでは強度を高めることができないので、たんぱく質も意識して摂取できると良いと思います。

 

 

3.健やかな髪や爪を作ってくれる

 

髪の毛を作る原料となるのが「ケラチン」と呼ばれるたんぱく質で、ケラチンは「シスチン」というアミノ酸から構成されています。

 

シスチンが多く含まれる食品しっかり摂取することでしなやかで艶のある髪の毛を作ることができます。

 

 

シスチンが多い食品の例→小麦、大豆、高野豆腐、かつお など

 

 

その他にも臓器やホルモン、免疫物質などになり、私たちの体の中でさまざまなはたらきをしています。

 

たんぱく質は健康を維持するために大切な栄養素なので、ぜひ皆さんの普段の食生活を見直してみてください!