冬野菜にはどんな効能効果があるの?? ~冬野菜を食べて冬を健康に過ごそう!~

12月に入り、朝晩の冷え込みがいよいよ厳しくなってきましたね。
寒くなってくると食べたくなるのが鍋やおでん、豚汁などの温かい料理ですよね。
そんな冬の定番料理に欠かせないのが冬野菜です。
今回は冬野菜の持つ、栄養や効能についてご紹介します。
「冬野菜の特徴」
体を温める、ビタミンCが豊富→免疫力アップ、風邪予防に
「冬野菜の種類」
大根
栄養素:ビタミンC、食物繊維、βカロテン、ビタミンK、葉酸、カリウム、カルシウム、鉄、マグネシウム
効能:ビタミンCは免疫力を強化する働きがあり、細菌やウイルスなどの病原体から身体を守ってくれます。
また、鉄やマグネシウムが粘膜のトラブルを修復することにより、風邪や感染症から身を守ってくれます。
辛み成分である、イソチオシアネートには腫れている粘膜などの赤みを抑えて症状を緩和する働きがあり、咳や喉の痛みに効果的です。
白菜
栄養素:ビタミンC、カルシウム、カリウム、食物繊維
効能:風邪予防や免疫力アップ、疲労回復、美肌効果に効果的です。
また、カリウムが豊富なのでむくみ予防や血圧低下にも効果的です。
ねぎ
栄養素:ビタミンC、カロテン、カルシウム、アリシン
効能:ネギの独特の匂いの元となるアリシンには殺菌・抗菌効果や抗酸化作用、胃腸の消化機能向上、血行促進、疲労回復があり、風邪や風邪予防にとても効果的です。
かぶ
栄養素:ビタミンC、食物繊維、βカロテン、アミラーゼ、ジアスターゼ、ビタミンE、カルシウム、鉄
効能:βカロテンは細胞の老化や動脈硬化などにつながる活性酸素の働きを抑制し、美容やエイジングケアに効果的です。
アミラーゼやジアスターゼは消化を助けてくれる働きがあります。
ほうれん草🥬
栄養素:ビタミンC(含有量は夏の3倍)、鉄、ビタミンA
効能:鉄分が豊富に含まれており、貧血の防止に役立ちます。
また、ビタミンCは鉄分の吸収を助けてくれるので、野菜の中でも効率よく鉄分を摂取することができます。
ビタミンAは体内の免疫機能を高め、細菌やウイルスなどから体を守る働きがあります。
れんこん
栄養素: 食物繊維、ビタミンC(ミカンの1.5倍、大根の3.7倍)、タンニン
効能: 食物繊維は水溶性、不溶性どちらも含まれており、整腸作用や便秘予防が期待できます。
また、食物繊維は血糖値の急激な上昇を抑えるため、糖尿病の予防にも役立ちます。
タンニンは炎症を抑えて咳で傷んだ喉や気管の粘膜を保護する働きがあります。
しょうが🫚
栄養素:ジンゲロール、ショウガオール、ビタミンC
効能:血流を促進して体を温め、新陳代謝を活発にしてくれます。
血行不良による肩こりや頭痛の改善にも効果的です。
その他、殺菌作用、抗酸化作用、コレステロールを低下する働きがあります。
冬野菜に多く含まれているビタミンCは熱に弱く、水に溶けやすいため生で食べるのが良いのですが、
生で食べると体が冷えてしまうので、汁ごと飲み干せるスープや鍋に入れて食べるのがおススメです。
「番外編」
カカオ
カカオといえば血圧低下や血糖値の急上昇を抑える、心臓発作や脳卒中の予防、便秘効果、リラックス効果などがありますが、
血圧低下や脳卒中の予防はカカオに含まれるテオブロミンという成分の「血管拡張作用」によるものです。
テオブロミンはココアやチョコレートの苦味成分で、自然界ではほぼカカオにのみ含まれる貴重な物質です。
テオブロミンの「血管拡張作用」は血管を広げて全身の血流を促すことで、冷え性の改善にも効果的です。
冬は気温が低く、体が冷えてしまうことで風邪をひきやすくなるため、体を温めて免疫力を高めることがとても重要です。
冬野菜を食べて体の中から温めて寒い冬に負けない体を作りましょう♪


