腸活で作る健康なからだ!                                       

今月のコラムでは、腸内細菌が何をしているのか?

善玉菌を増やし、腸内環境を整えて健康になるために必要なことをお伝えします。

 

 

腸活とは?

 

腸活とは、腸内環境を整えることです。

私たちの消化管には、約1000種類、1000兆個にも及ぶ細菌が存在していると考えられています。

 

 

腸内環境を整えることで

①美容効果

 

②アレルギーの改善

 

③風邪の予防(免疫力アップ効果)

 

④睡眠改善など

 

複数の効果が見込まれており、健康の増進につながります。

 

また、近年の研究により食べ物のエネルギーを得るために腸内細菌が重要な役割を持っていることも明らかになりました。

 

 

腸内環境を整えるとは?

 

腸内の環境を整えるというのは、善玉菌・悪玉菌・日和見菌など

腸内細菌のバランスを良好に保つことです。

 

 

実際私たちが最近の量を目で確認することはできませんが、理想的なバランスは

善玉菌20~40%  悪玉菌:10%  日和見菌:50~70%という割合です。

 

※日和見菌とは:腸内の環境や体調によって働きを変える菌

健康な時は静かにしていて、体が弱ったときなどに悪い働きをすることも。

 

悪玉菌・日和見菌が悪い働きをしているとき、体に起こりうる不調

 

①肌荒れ

先に述べたように腸内細菌は食べ物のエネルギーの吸収において重要な役割を担っているため、腸内環境の悪化はそのまま栄養の吸収の低下につながります。

その結果ビタミンが不足し、肌荒れなどの肌トラブルが起こりやすくなります。

 

②むくみ

ビタミンは肌の環境を整えるだけでなく、脂肪の燃焼の際にも使われています。

ビタミンやミネラルの吸収が下がり、脂肪燃焼の効率が落ち、代謝が悪くなることでむくみなどが引き起こされることがあります。

 

③下痢・便秘

腸内環境が悪くなると腸のはたらき自体も弱まります。

蠕動運動(うんちを外に送り出す腸の動き)が弱くなるため、便秘や下痢になることがあります。

便秘や下痢になることでガスがたまり、悪玉菌がさらに増え、また便秘や下痢になるといった悪循環を生んでしまうこともあります。

 

④におい

腸内にたまった有毒なガスが腸管から吸収され、血管を通って全身に行き渡るため、口臭の原因になったり、おならの臭いがきつくなったりする原因にもなります。

 

⑤免疫の低下

腸内には体を守る免疫細胞の7割が存在しているとも言われているため、腸内環境の悪化は免疫力の低下につながると考えられます。

 

腸活に良い食材

・ヨーグルト

・納豆

・海藻類

・キムチ

・バナナ

ヨーグルトには乳酸菌・ビフィズス菌などの善玉菌がたくさん入っており腸内環境の改善にぴったりです。

 

乳酸菌が豊富なキムチ、みそ、ぬか漬けもオススメです♪

 

菌だけあればよいというわけではなく、良い菌を育てるためにはエサとなる食物繊維をしっかりとる必要があります。

 

海藻類、きのこ類、いも類、ごぼうなどに多く含まれています。

 

夏の暑さがようやく収まり、過ごしやすい秋の季節となりました。

秋は“食欲の秋”とも呼ばれ、おいしい食べ物がたくさん出てきます。

 

 

バランスも考えながら体に必要なものをしっかり食べて、寒い冬に備えましょう♪