熱中症に注意!経口補水液を上手に使おう!

こんにちは!管理栄養士の三好です。

今月より、毎月ハートフルメディカルの管理栄養士が、生活の知識となるよう、コラムを掲載していきます。

 

梅雨の時期も半分過ぎ、湿気によるムシ暑さが続いています。

これから夏本番を迎えると思いますが、これから気を付けていかなればならないのは、熱中症です!

 

熱中症とは?

熱中症は、高温多湿の状況において長時間滞在することで、体温調整機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態のことを指します。

夏の屋外の活動だけではなく、室内の活動でも熱中症は起こります。

梅雨の時期でも起こる可能性は十分あります!

近年のコロナ渦により、自粛生活が続いていましたが、5類に変更になり、この夏はおでかけする方も多いのではないでしょうか?

久々の夏の活動なので、今年の夏は熱中症に注意です!

 

 

熱中症にならないために

  • 熱や日差しから体を守る

室内…エアコンや扇風機を使用して、体の体温の調整をする

屋外…日傘や帽子などで直射日光を避ける

日陰の活用、こまめな休憩

  • 水分をこまめにとる

「水、塩分、スポーツドリンクをこまめに摂取しましょう」とよく言われています。

塩分は食事から十分摂取できていますので、特にプラスで必要はありません!

日常生活で必要なのは「水、麦茶」などの水分です。

スポーツや外での作業など、汗をたくさんかく場合には、塩分の摂取が必要です。

塩分補給のタブレットも最近多いですが、食べるときは100mlぐらいの水分も一緒に飲みましょう!

 

運動時にはポカリスエットなどのスポーツドリンクも良いですが、糖質が約30gと多く入っています。

日常生活で水の代わりに摂取していると、糖尿病の危険が高くなりますので注意しましょう。

 

 

経口補水液は“飲む点滴”!?

 

経口補水液は知っていますか?所ジョージさんが「OS-1」のCMをされていて、知っている方も多いのではないでしょうか。

経口補水液は「飲む点滴」と言われています。

飲む点滴といえばポカリスエットでは??と思う方がいるかと思います。

 

経口補水液は「下痢・嘔吐・熱中症による脱水症を改善、その他高齢者の経口摂取不足に対する飲料」のことをいいます。

塩分・糖分が理想的な配合で入っていることから、飲む点滴と言われています。

 

ポカリスエットとOS―1は何が違うのでしょうか?

 

 

ここからわかるように

OS―1はポカリスエットより糖分が少なく、塩分が多く構成されています。

この構成は糖分が少ないことで体液より薄くなり、水分が早く体内に吸収されます。

 

経口補水液の使い方

  • 熱中症からの回復などに活用したい!

「OS―1」や「アクアサポート」がおすすめ!

適正な塩分と糖分が入っているため、熱中症になりかけた時や予防などに効果的です

 

  • 少しでもいいから美味しく飲みたい!

「アクアソリタ」がおすすめ!

アクアソリタはOS―1よりはナトリウムが少し少なく、吸収速度がやや低いです。

ただし、ナトリウムが少ないといっても、スポーツドリンクの倍は入っています。

しょっぱさが少し抑えられているので、飲みやすいです。

 

  • 飲み込みが難しい

嚥下機能が低下している高齢者や小さなお子さんにはゼリータイプがおすすめです。

 

 

 

 

熱中症は誰でもなる可能性があります。

事前に対策して、熱中症にならないようにしましょう!